将来の独立を見据えて!化粧品プライベートブランドの立ち上げが熱い!
化粧品のプライベートブランドを立ち上げて、独立開業することは可能です。自分のライフスタイルに合った働き方が注目される現在、独立開業のハードルは下がりつつあります。中でも、自社ブランド製品の販売を可能とするプライベートブランドの製品化についても、個人でカンタンにできるようになりました。
この記事では、個人ビジネスの中でも注目が集まる化粧品のプライベートブランドと、代理店ビジネスについて解説します。独立開業を目指す個人事業家にとって、ビジネスを加速させるヒントになるでしょう。
自社プライベートブランドを大手企業に売ることもできる
自社で立ち上げた化粧品のプライベートブランドは、売上実績を出すことにより、大手企業に売却できます。
化粧品大手ポーラがD2Cブランド「fujimi」を展開するトリコがビジネスを売却した事例
2021年2月、化粧品大手メーカーのポーラは、カスタマイズサプリのサブスク「fujimi」を運営するトリコを買収しました。
トリコは、2018年4月に設立されたスタートアップ企業です。2019年3月に独自のスキンケアサービスとして、オリジナルサプリメント「fujimi」を処方したサブスクサービスに取り組みました。2020年2月には、プライベートブランド製品としてパーソナライズフェイスマスク「fujimi」を開発し、提供することにより同年8月に月商2億円規模まで成長したのです。
スタートアップ企業が設立まもなく、プライベートブランドを成功させたまま、大手化粧品メーカーにビジネスごと売却した事例になります。プライベートブランド「fujimi」の成功は、インフルエンサーマーケティングやSNSのインフィード広告などを活用した販売チャネルの拡大も大きな要因となるでしょう。
代理店登録は業界人として身近な視点で観察できる
化粧品のプライベートブランド立ち上げは、代理登録により業界人としての身近な視点で観察ができます。
観察視点その1:業界の動向・注力する分野など
化粧品業界の視点観察では、代理店登録により、化粧品会社やサプリメント会社がどのような分野に力を入れているのか?内情の把握が可能です。化粧品業界に長年たずさわる専門家の見解による業界の動向を入手しやすくなります。
観察視点その2:現在どのような商品を開発しているのか?
化粧品業界の代理店に登録することにより、現在どのような商品を開発しているのか?販売員という身近な視点で観察できるでしょう。事例であげた「fujimi」のようにユーザー目線を重視したプライベートブランドの開発など、業界の方向性も見えてきます。
将来の独立に役立つコネクションの獲得とブランド力の活用
化粧品のプライベートブランドを立ち上げるため、代理店に登録することは、将来独立するためのコネクションづくりに役立つでしょう。化粧品メーカーには、さまざまな人脈を持った関係者がいます。化粧品メーカーの代理店は、メーカー通したコネクションの獲得も可能です。
また、化粧品メーカー代理店としての経歴が顧客に対してブランド力となることが考えられます。個人が独立前に、大手のブランド力を背景にできれば、顧客獲得の訴求要素にもなるでしょう。
化粧品の仕入れは個人でのOEMがカンタン
化粧品の販売で独立する場合、自社で化粧品を仕入れなければいけません。その際、化粧品メーカーでの代理店経験が活かされます。独立開業の敷居が高いと思われている化粧品のプライベートブランドは、OEMにより製品化が可能です。
化粧品のOEMとは
化粧品のOEMとは、自社オリジナルの化粧品の商品化になります。化粧品OEMに取りかかるためには、自社商品のコンセプトを決定することが必要です。代理店として化粧品業界での経験から、「自社で提供したい化粧品」のイメージを言語化します。その際、商品イメージに具体性をもたせるためターゲット層や、具体的な使用目的などを設定することが必要です。同時に生産コストや販売方法なども設定します。
商品イメージをもってOEM化粧品業者に依頼する
具体的な商品イメージが設定できたら、プライベートブランドの商品化に向けて、依頼先企業がOEM化粧品業者です。OEM化粧品を扱う化粧品会社は、化粧品開発製造の設備や資格を保有しています。そのため、自社開発が困難な個人事業主に対して試作テストから製造、パッケージ化まですべて対応可能です。
OEM化粧品会社に依頼する際のチェック事項
個人がプライベートブランド立ち上げのため、OEM化粧品会社に依頼する際はチェックするべきポイントがあります。
コンセプトに沿った化粧品の製造実績のチェック
自社ブランド化粧品の販売価格と製造コスト、最小ロットの事前チェック
コンセプトどおりに化粧品イメージを正確に伝えられたかチェック
プライベートブランドとして商品化する化粧品は、依頼前に設定する商品コンセプトの影響を受けるでしょう。
そもそも、依頼するOEM企業はコンセプトに沿った化粧品の製造実績があるか?事前にチェックしなければいけません。依頼時には、自分でイメージしている商品を正確に伝えることが重要です。商品イメージが共有できたうえで、OEM企業との製造予算と最小ロット数について、すり合わせていきます。
独立を目指すならD2Cマーケティング支援サービスを活用した代理店ビジネス
化粧品のプライベートブランドの確立を目的とする独立は、D2Cマーケティング支援のある代理店ビジネスが最適です。
D2Cマーケティング支援とは?
D2Cマーケティングとは、事業者が自ら、製品の開発・製造・販売まですべて実行するビジネスモデルD2C(Direct to Consumer)による集客になります。
代理店ビジネスでは、D2Cマーケティング支援をサービスとする化粧品販売のメーカーとの契約がオススメです。その理由として、コロナ禍のネット通販需要により、D2Cビジネスの台頭があげられます。
ネット通販を利用する顧客は、化粧品ブランドの世界観やコンセプトに共感して自ら商品を選ぶからです。さらに化粧品は、リピート購入を訴求できるため、顧客との関係性を高めることも必要となります。
化粧品プライベートブランドの立ち上げで成功するためには、D2Cマーケティング支援のサービスを駆使し、代理店で稼ぎながら販売ノウハウを学べる仕組みを使わない選択はないでしょう。個人でも自分のプライベートブランドを立ち上げられます。代理店に登録して、実益を高めながら独立をめざしましょう。
まとめ:実益と経験値を高められる代理店は個人の独立開業の後押しになる
今回は、化粧品のプライベートブランドの立ち上げに代理店登録を利用するメリットについて、解説してきました。コロナ禍において、ますます需要が高くなったインターネット通販に対して、個人がプライベートブランド立ち上げで成功する可能性も高くなります。
冒頭で紹介した「fujimi」の例からも、成功した自社ブランドの化粧品を大手化粧品メーカーに売却することも可能です。化粧品は、組織で開発製造する時代から、個人の発想によって誕生する化粧品ブランドにまで幅広くパーソナライズ化しています。
時代の変化に便乗して、将来の独立目的があるならば、代理店のサービスを活用した実益と経験値の吸収は不可欠です。ぜひ、個人の独立開業の後押しとなる代理店に登録してみてはいかがでしょうか。