フランチャイズで流行りの商材とは?メリットや特徴などを紹介
多様な価値観が浸透する現代では、さまざまな個別ニーズからビジネスが生まれます。企業は時代に合わせて新しいビジネスモデルを開発することが求められます。商材を開発する企業は、その変化への対応にも合わせることが重要です。
変化の激しい時代のビジネスモデルは、流行りのビジネスとしても注目されます。フランチャイズビジネスでも例外ではありません。では、フランチャイズビジネスで流行のビジネスモデルとはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、今流行りのフランチャイズビジネスを紹介します。流行りのフランチャイズの特徴やメリットなどから、本部企業として商材開発や加盟店募集の参考にしてみてください。
流行りのフランチャイズ:個別指導塾
塾のフランチャイズで流行りの商材は、松陰塾です。松陰塾は、個別指導塾として完全個別対応の通い放題を特徴に掲げています。さらに定額で主要5教科を徹底して学習できる仕組みです。
学習は、デジタル教材を活用し、業界でも有名な武田塾に加盟できない事業者がフランチャイズ商材として選びます。その理由は、低価格の初期費用とロイヤリテイ0円の仕組みではないでしょうか。
個別指導塾では、個別指導WAMもフランチャイズ展開で注目されています。3年で全国300校舎以上という塾です。開業資金は、800万円になっています。WAMの仕組みは、個別指導とオンライン授業、AI学習を組み合わせています。先端の学習方法が期待できるでしょう。
流行りのフランチャイズ:固い事業の組み合わせビジネス
はぐくみ弁当plusは、福祉と宅配弁当の仕組みを組み合わせたビジネスモデルです。福祉と高齢者向け弁当の宅配を組み合わせています。開業資金は、1500万円という高額なだけに、法人向けのビジネスモデルと考えられます。ただし、1年から2年ほどで投資資金の回収が可能な点も特徴です。
福祉と高齢者向け弁当の宅配は、社会貢献にもなる固い事業。資金調達のめどが立つのであれば、大きく収益を目指すことも可能です。
高齢者向け配食サービスでは、まごころ弁当も注目されています。福祉事業の場合は、まとまった開業資金の準備が必要なため、個人にとってハードルが高くなります。個人で加盟するフランチャイズであれば、高齢者向けの弁当宅配事業がおすすめです。
今後、増加傾向にある高齢者市場でビジネス展開できる点や、普通食だけではなく治療食も扱っている点が広いニーズへの対応を可能とします。
流行りのフランチャイズ:訪問修理
フランチャイズで注目されている業種は、訪問修理です。修理の場合は、経験や資格が必要と考えられます。フランチャイズ形式を導入しているトータルリペアの場合は、加盟店に対してそれらを必要としていません。
- 経験
- 知識
- 資格
これらすべてがなくても本部企業から開業支援を受けて独立開業できるビジネスモデルです。加盟店講習は、未経験者でも40日間の講習で技術力を指導が期待できます。顧客先への訪問型ビジネスのため、移動用の車さえあれば開業できます。そのため、固定費をかけずに取り組める点がメリットではないでしょうか。
流行りのフランチャイズ:コンビニバー
コンビニバーは、駅構内やコンビニのイートインスペースなどで出店が可能なビジネスモデルです。フランチャイズ本部の「お酒の美術館」では、コンビニに訪問する成人客をターゲットにしたビジネス展開ができます。
夜間帯など訪問数の多いコンビニとの提携で、コンビニで購入したツマミやスナック類なども持ち込めるため、コンビニ側も売上増加というメリットがあります。コンビニ自体が集客力を持っているため、コンビニバーの宣伝に困らない点も大きな特徴です。
流行りのフランチャイズ:独立支援システムのブランドコーヒー
コメダ珈琲は、加盟店にノウハウや商材を提供するだけではなく、加盟店オーナーに寄りそったサポートを提供しています。独立支援制度が充実しているフランチャイズビジネスです。コーヒーショップとして全国的に認知されていることは、大きなメリットです。また、ロイヤリテイも定額制になります。コメダ珈琲は、未経験でも始められるブランド力のあるフランチャイズです。
流行りのフランチャイズ:高齢者向け便利屋サービス
高齢者向けのビジネスモデルは、将来的に成長が見込めることが考えられます。中でも、シニアのくらしのパートナーは、高齢者の顧客に対して、さまざまなサービスを提供します。
- 医療機関への通院をサポート(送迎・受付・付き添いなど)
- 介護保険の申請代行(行政手続きの書類作成・送迎など)
- 携帯電話の操作支援(操作指導・代理設定など)
- 施設の案内(施設探し・入所手続きなど)
- 住居のリフォーム提案(老朽化した箇所の改装・バリアフリー化など)
- 光熱費の見直し(新電力やガスなどの自由化による最適なサービス選定)
これら以外には、日々の生活の中で発生する小さな問題解決をお手伝いします。たとえば、電球の交換や高所作業、買い物代行などです。今後増加が見込まれるひとり暮らしの高齢者に向けた身近な問題解決を手助けします。
流行りのフランチャイズ:ネット販売(仕入れ&販売支援)
Netエールは、ネット販売を支援するフランチャイズサービスです。加盟店として参入する場合は、売る商材が決まっていることが前提となります。こちらのネット販売サポートは、月会費のみで始められます。
プランの特徴
プランの特徴は、中国輸入をあつかっている点です。安く仕入れられれば、通常より安価な価格で訴求できます。
- 中国輸入サポートプラン:加盟金0円 月会費11000円
- ネット販売ネットショッププラン:加盟金27万5000円 月会費 個人11000円 法人22000円
- 既存ネットショップのコンサルティングサービス:加盟金0円 月会費5万5000円(5カ月以上から契約可能)
サポートの特徴
本部企業から加盟店へのサポートは、次の内容になっています。
- 販売用Webページ作成
- 販売用Webページ運営方法の案内
- ノウハウの提供
- データ分析
- 集客施策の提供
- リピーター戦略の提供など
中国に所在する事務所や国内の仕入れ先などを経由して商材を安く仕入れ、大手ショッピングモールに出店して販売するイメージです。ネットショップ運営経験のない人が月会費だけで運用するのであれば、有効なビジネスモデルではないでしょうか。
まとめ
今回は、今流行りのフランチャイズビジネスモデルを紹介してきました。それぞれの事業は、実際に取り組んでみて判断する必要があります。加盟店にとっては、開業資金のハードルが大きな選定基準になるでしょう。本部企業は、ビジネスの実現性だけではなく、加盟店の取り組みやすさなども商材の開発に取り入れる必要があります。
今回紹介したビジネスモデルでいくつか共通する点は、高齢者向けビジネスであることとオンライン技術を活用することです。また、店舗型のビジネスから無店舗型のサービスも注目されています。最近では、開業資金とランニングコストを抑えたビジネスモデルが流行っています。加盟店希望者は、取り組みやすいフランチャイズ案件から、経験を積んでみてはいかがでしょうか。