正直フランチャイズオーナーって儲かる?所得と高収入な業種を紹介

「フランチャイズって実際に儲かるの?」

フランチャイズビジネスの本部企業は、加盟店がいなければ販路拡大できません。そのため、自社都合だけで契約内容を設定してしまうと、フランチャイズオーナーにとって魅力的ではない案件となってしまう可能性があります。フランチャイズオーナーのモチベーションを高めるには、がんばり次第で儲かる仕組みを提示することです。

この記事では、フランチャイズオーナーが儲かる高収入の業種について解説します。業種ごとに高収入かどうかを紹介します。本部企業を目指す方は、ビジネスモデル構築にお役立てください。

フランチャイズオーナーは高収入を目指せるのか

フランチャイズビジネスに加盟したフランチャイズオーナーは、高収入を目指せるのでしょうか。または、収入を高額に設定しなくてもオーナーを募集できるのかが本部企業の経営判断となります。フランチャイズの経営手法は、業種により異なるため、すべての業種が高収入であるとは限りません。

フランチャイズオーナーの収入

フランチャイズオーナーが得られる収入は、売上に対しての割合が業種や契約内容で異なってくるため一概に判断できません。オーナーが受け取れる収入の仕組みは次の費用を差し引いたものが一般的です。

  • ロイヤリテイ
  • 店舗家賃
  • 従業員給与
  • 光熱費
  • 仕入れ原価
  • 原材料費
  • 事業に掛ける保険
  • 事業に掛ける積立金
  • 融資を活用している場合は返済金など

これらを売上から差し引いた利益がオーナーの所得となります。店舗営業でフランチャイズオーナーになると、さまざまな経費が発生します。ただし、視点を変えれば自分が現場サービスの提供者として働かなくても良い仕組みを構築できれば、フランチャイズ本部のビジネスノウハウを生かしてお金を生み出す仕組みを再現したことになります。

フランチャイズは稼げることが前提


フランチャイズオーナーを目指す人は、会社員として頭打ちとなる給与に魅力を感じず脱サラしようと考えています。そのため、フランチャイズビジネスに対して高収入を期待していることでしょう。フランチャイズ本部企業は、高収入を求めるオーナーの意欲をくみ取ってビジネスモデルを構築する必要があります。

先ほども触れたフランチャイズオーナーが現場で働かなくても回る店舗経営は、フランチャイズ本部の実践していることでもあります。フランチャイズ本部は、加盟店を募集している時点で現場店舗をフランチャイズオーナーに任せることが目的です。フランチャイズオーナーへ高収入を促すのであれば、オーナーに対してエリア内の複数店舗統括を任せることも考えられます。

フランチャイズオーナーは、会社の一員から脱却して個人事業主となるため、会社員時代よりも年金や保険料の支払いリスクなどが発生します。そのリスク以上に魅力的な高収入であることは、ビジネスモデルとして前提条件と考えられるでしょう。

フランチャイズで高収入を実現しやすい業種と年収とは

それでは、フランチャイズで高収入を実現しやすい業種について解説します。

ハウスクリーニングのフランチャイズ

ハウスクリーニングは、マンションや戸建てなど住居の清掃サービスです。営業は本部が担うことが多く、フランチャイズオーナーは清掃サービスの提供を担当します。フランチャイズオーナーは、店舗を借りる必要がなく、自宅を事務所代わりに使い、本部から送られた顧客宅へ出向き、マニュアルに沿って清掃する仕事です。平均年収900万円ほどのビジネスモデルといわれ、清掃という需要がなくならないことから、長期的に取り組めます。

高齢者向け配食サービスのフランチャイズ

フランチャイズビジネスでは、高齢化社会に適したビジネスモデルとして、高齢者向けの配食サービスがあります。高齢者向けの配食サービスでは、一般的なお弁当とは違い健康面に気を遣った食事の宅配です。

高齢者の増加は、独居老人や身の回りのことのできない老夫婦を増やす環境が考えられます。生活をするうえで不便を感じるのが食事の支度です。食事の支度だけを外部に依頼して自宅で暮らしたいと考えている人は少なくないでしょう。そのような手助けになるサービスだけにやりがいも得られます。

高齢者向け配食サービスの平均年収は700万円ほどといわれています。コツコツと業務を続けて信頼性を増していくことにより、今後増加が見込まれる市場で大きく稼げる可能性を持っているでしょう。

初期費用を投入できれば副業にできるコインランドリー経営


コインランドリー経営は、本業を続けながら副業や兼業を考えている方に最適なビジネスモデルです。コインランドリー経営は、基本的に定期的な清掃や店舗管理以外は、店舗に常駐する必要がありません。また、駅近くの立地である必要もなく、住宅が密集する地域であれば利用者の見込めるフランチャイズです。

その理由は、現代人の忙しさが物語っています。夫婦世帯の共稼ぎは当たり前です。たとえば、住宅ローンを組むにあたって金融機関からの共稼ぎは必須条件になることも要因のひとつ。また、子育て世帯の場合は子供の教育費を目的に副業したり、習い事の送迎だったり何かと忙しい状況ではないでしょうか。そのような家庭の手間を省いてくれるのがコインランドリーです。コインランドリーで洗濯から乾燥まで済ませられれば自宅での洗濯時間捻出に悩む必要がありません。

コインランドリー経営は、開業さえしてしまえば常駐する必要がないため、副業や兼業にも向いています。年収としては、300万円~360万円ほどを見込めることから副業収入としても高額な部類ではないでしょうか。ただし、開業時の店舗工事など初期費用で2,000万円ほど掛かるため、その点をクリアできれば、長期営業で回収可能なビジネスモデルと判断できます。

完全副業が当たり前のネットショップ経営

ネットショップ経営は、店舗を持たず、自宅でパソコン1台あれば始められるビジネスモデルです。時間の制約もなく在庫も持たなくて済む手軽さから、副業に向いています。逆に言えば、専業とするには物足りなさを感じるかもしれません。ネットショップの平均年収は、150万円~180万円ほどです。月額にしてみると13万円~15万円ほどの売上を目指せます。

その分、開業費用も抑え気味で、数万円から始められます。ネットショップ経営は、商品の売買を通じたマーケティングの勉強にも役立つことから、副業のひとつに経験してみることも大切です。いくつかの事業を抱えて、総合的に高年収を目指すことも方法のひとつと考えられるでしょう。

まとめ

今回は、フランチャイズオーナー向けのビジネスモデルを紹介してきました。中でも高年収を期待できるビジネスモデルをいくつか取り上げてみました。フランチャイズビジネスは、加盟するオーナーがいなければ始まりません。オーナーの応募を促進するには、魅力的な収入の提示が必要です。

それだけではなく、今回した紹介したハウスクリーニングや高齢者向け配食サービスのように今後の需要拡大が見込めるビジネスモデルであることも応募の促進につながります。フランチャイズ本部企業を目指す方は、これらのポイントを抑えて加盟店募集の参考にしてみてください。