代理店の継続収入は売上を安定できる?メリット・デメリットから検証


顧客との契約が続けば報酬も継続して手に入る仕組みに魅力を感じませんか。

さまざまなビジネスモデルで仕組みを構築できる代理店制度では、継続収入も期待できます。継続収入は、営業活動の末、商品やサービスの利用を契約することで成り立ちます。顧客が契約を更新し続けることで、その顧客の契約に貢献した代理店へ継続収入(ストック報酬)が入る仕組みです。

継続収入には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。今回は、代理店ビジネスの継続収入について、メリットやデメリットなどを解説します。継続的に収入を得られる仕組みに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

継続収入とは

代理店ビジネスの報酬は、ストック収入とショット収入の2種類があります。ショット報酬は、顧客に商品やサービスを提案して本部へ紹介することで発生する紹介料などです。または売買契約を成立させることで発生する販売手数料も該当します。

これらショット収入は、顧客の購買行動1回につき発生する短期的な報酬です。そのため、毎月安定した収入を得るためには、毎月目標で定めた顧客数を獲得しなければなりません。ショット収入のデメリットとなる短期的な取り組みに対して、安定した継続収入を見込める報酬がストック収入になります。

ストック収入は、顧客との契約数がそのまま毎月の売上に直結する仕組みです。例にあげると、光回線や携帯電話契約、月額課金アプリなどが該当します。顧客が契約を解除しない限りは、毎月のストック収入が積み重なっていくイメージです。

顧客との契約が継続できれば、場合によっては営業活動をしない状態で報酬を受け取れます。また、ストック収入は顧客の契約継続と連動しているため、安定収入としてストックできます。このストック型のイメージからストック収入といわれているのではないでしょうか。

継続収入のメリット


継続収入のメリットは、その仕組みにあります。ここでは、代理店ビジネスの継続収入で得られるメリット部分を紹介しましょう。

売上が安定して積み上がる

継続収入は、代理店の売上を安定させます。たとえば、顧客ひとりの契約につき5,000円のストック収入が設定されていたとしましょう。その際、代理店が契約した顧客を30人抱えていた場合、ストック収入が5,000円×30人=15万円となります。つまり、30人の顧客が商材の利用を続ける限り毎月15万円の安定収入を期待できます。

また、継続収入の顧客は利用に満足しているため契約を続けていることから、代理店が対応する必要もありません。そのため、労力を掛けずに売上が積み上がる仕組みとなります。ストック収入は、継続する顧客数次第で大きく継続収入も増やせるでしょう。

労力と比例しないためさらなる新規獲得に挑戦できる

継続収入は、労力と比例しません。そのため、さらなる新規獲得に注力すれば安定した売上を増やせます。ビジネスモデルによっては、ストック収入とショット収入のどちらも報酬体系としている場合もあります。安定した継続収入を確保しながら、ショット収入獲得に向けて取り組むことも有効的です。

代理店の営業活動は、企業に属する正社員と異なり、最低給与保証がありません。そのため、ストック収入の仕組みは代理店の売上獲得の下支えにもなるでしょう。安定した収入を見込めれば、新規顧客の獲得に挑戦するモチベーションも向上できます。

継続収入のデメリット


代理店制度で取りあつかうストック収入は、獲得が容易ではない場合もあります。毎月継続して収入を得られるということは、顧客が商品やサービスに支払う年間トータルした金額が高額であると考えられます。たとえば、ひとりの顧客に対して毎月5,000円のストック収入が設定されているということは、顧客はそれ以上の月額課金を支払っていることになるでしょう。顧客が毎月3万円~5万円の課金だとしたら、年間で36万円~60万円の商品やサービスを使い続けていることが考えられます。このような高額商材は、個人よりもBtoBが中心となってくるため、契約にたどり着くまで時間や労力を必要とするかもしれません。

代理店の営業活動では、契約までの体力も考えておく必要があります。つまり、ストック収入の契約が取れず代理店事業としての資金繰りが回らなくなれば、ビジネスの継続が難しくなります。その点もふまえた事業計画を立てておきましょう。

継続収入の案件例


それでは、代理店ビジネスで実際に継続収入の仕組みを活用している企業案件の例を紹介します。

水素吸入器営業

継続収入の代理店のビジネスモデルでは、水素吸入器を美容・健康関連の施設に無料設置し、継続利用を推奨する案件があります。対象となる顧客は、次のとおりです。

  • マッサージ店
  • エステティックサロン
  • 温泉施設
  • 整骨院
  • 接骨院

癒やしや健康をテーマに体の内側からも健康をイメージできる取り組みです。顧客には、無料設置と利益折半を訴求できます。利益折半を訴求して無料設置した水素吸入器から継続となるストック収入が発生します。

参照URL:https://b-seeds.com/suisostock

SEOコンサルタント販売パートナー

SEOコンサルタントの販売パートナーとは、企業のブランディングや集客などを目的にしたSEO(検索エンジン最適化対策)のコンサルティングサービスです。具体的には、次のようなコンサルティングを提供します。

  • 平均クリック率の改善
  • ページ表示スピードの改善
  • 月間表示維持率の最適化

など、これらの施策を使った検索エンジンの評価を高める施策支援の提供です。SEOは、長期的な運用で成果を見込める取り組みのため、継続収入が期待できます。

参照URL:https://b-seeds.com/cr-suggestertossup

360度VRコンテンツサービス

事務機器やデジタルカメラ領域の大手RICOHの製品360度VRは、不動産業や観光施設などに適したリアルな内覧を提供します。大手ブランド力とリモートで提供できる内覧サービスに必要なVRコンテンツが代理店のビジネスポイントとなります。

このビジネスモデルは、代理店が在庫を抱えることなくカメラブランドのVRコンテンツを商材にできます。代理店は、360度VRコンテンツを継続して利用されれば、ストック収入が期待できるでしょう。

参照URL:https://b-seeds.com/rc-ricoh360tours

ストック型収益のIT商材の販売

継続収入を期待できるのは、ストック型収益を訴求できるBtoB向けの代理店ビジネスです。このビジネスは、顧客企業に3つのIT商材の導入と継続利用を促します。

  • Googleマップを使ったMEO自動ツール
  • SEO自動ツール
  • モバイルバッテリーシェア

パッケージ化されたこれらの商材を企業に向けて提案します。成約されればストック型の継続収入を期待できるでしょう。

参照URL:https://b-seeds.com/wu-stockshueki

日用品のサブスクリプションサービス

日用品のサブスクリプションサービスは、営業先が個人や法人相手と広範囲にアプローチできます。提供する日用品は、歯ブラシやシャワーヘッドなどです。扱う商材が身近なものだけに代理店の営業手腕に掛かっています。商材は、サブスクリプション方式となるため、顧客の継続利用により安定した売上を期待d系ます。

参照URL:https://b-seeds.com/sk-galleido

電子契約システムの販売代理店

電子契約システムの販売代理店では、2つの商材でストック型報酬を獲得できます。

  • 文書保管(電子帳簿保存法に準じた文書管理)
  • 電子契約(ペーパーレス化によるコスト削減)

訴求先は、法人や個人事業主など、IT化が進んでいない事業所に向けた商材の提案です。顧客が利用を継続することで継続収入を期待できます。

参照URL:https://b-seeds.com/fs-freeesign

まとめ

今回は、代理店ビジネスの継続収入について、メリットやデメリットを解説してきました。
ストック収入の仕組みは、代理店事業者の安定した売上を期待できます。獲得顧客数次第では、ストック収入だけでも事業が成り立つかもしれません。ただし、ストック収入獲得は、高額案件であればハードルも高くなります。その点もふまえて、そのビジネスの専門性や市場ニーズ、営業スキルなどを高めることが求められます。