独立に失敗する3つの特徴と起業に成功する3つの方法を紹介!
「起業も考えているけれど、独立して失敗しないか心配」
副業や兼業の延長から独立を考える人は、少なくありません。とはいえ、起業はすべてにおいて責任をもって行動する必要があります。独立で失敗しない方法とかあるのでしょうか?
今回は、独立に失敗するのはどんな人なのか?特徴を3つ紹介します。また、失敗しない3つの方法もあわせて解説しましょう。小規模でも独立して事業に取り組もうと検討しているビジネスパーソンは、ぜひ参考にしてみてください。
独立に失敗する人がやりがちな3つの特徴
独立に失敗する人がやりがちな、起業時における特徴は3つあります。
起業に対しての考え方が甘い
起業は、考え方が甘ければ、「こんなはずじゃなかった」など、理想と現実のギャップでモチベーションを落としてしまいます。独立する理由が以下のようなタイプの場合、考え方が甘いため、失敗する可能性が高くなるでしょう。
自分ひとりで起業することは、確かに会社組織への気遣いは無用です。組織の人間に束縛されることも理不尽な指示などもないでしょう。ただし、独立後は事業そのものの責任を背負うこと。つまり、会社員であれば、負わなくて済む責任範囲が増えるわけです。
とくに、顧客対応は逃げ道がありません。企業の責任者として、判断も行動も求められるでしょう。
起業前の準備が足りていない
独立を失敗しがちな人は、起業前の準備が足りていないことが考えられます。いざ、会社の運営が始まれば決断と行動は待ってくれません。
独立する場合は、事業を進めるうえで考えられるあらゆるケースを想定した準備が必要です。独立前であれば、机上の空論で済まされますが、実際に事業をスタートさせれば、準備が不十分なことが失敗要因となるでしょう。独立前にあらゆるケースを予測して準備しておくことが大事です。
自分を客観的に判断できない
独立で失敗するタイプの人は、自分を客観的に見られない特徴が考えられます。自分を客観視することは、他人の意見に同調することではありません。自分軸で物事をとらえるのではなく、相手目線で物事をとらえる観点です。
独立して事業をスタートさせると、いままで上司や同僚の顔色をうかがっていた日々から、顧客の心理を読むことが必要になるでしょう。顧客は、基本的に自分勝手な行動をとります。販売側の利益になることは一切考えないという前提でとらえておきましょう。
起業する人が自分を客観的に判断するには、顧客を起点に「顧客ならばこの対応をどう思うだろうか?」という、主観的ではなく客観的に判断する習慣が必要です。
独立の目的に設定してはいけない3つのこと
独立する際は、目的自体が間違った方向に進んでしまうケースもあります。ここでは、独立の目的に設定してはいけないことを3つ紹介しましょう。
独立を目的に独立しないこと
先述した「周囲で起業してるから何となく」という考え方にも共通しますが、独立することを強く求めすぎるのも考えものです。独立を目的に独立するパターンだと、独立後のビジョンが抜け殻になる可能性があります。
独立を目的に独立した場合、独立した時点が頂点となり、起業とともに下降線をたどるかもしれません。起業は、あくまでもスタートラインです。新しく始まる事業で「何をするのか?」「どのように展開していくか?」など、起業してからの事業展開を一つひとつ目的とする必要があります。
会社組織からの自由を目的にしないこと
独立の目的が会社組織に縛られない自由を求めている場合、失敗する可能性が高くなるでしょう。その理由は、独立して会社という集合体に依存することはなくなりますが、自由気ままに生活できるわけではないからです。もし、自由奔放に気の向くままの経営をするようでは、たちまち経営が成り立たなくなってしまいます。
独立により得られる自由は、経営判断や業務内容などを自由に決められることです。会社員の頃は、プライベートの時間まで業務のことを考えなくて済みました。しかし、独立して経営責任者になると、休日出勤や時間外労働などは通用しません。常に自分の会社のことを優先して考える必要があります。そのような理由からも、自由を手に入れることをはき違えないようにしましょう。
目的を目先の売上だけにしないこと
独立する目的を目先の売上だけにしないことは重要です。独立すると、赤字にしたくないため、ついつい目先の売上にとらわれてしまいます。そのため、現金収入になる小さな仕事ばかり引き受けて、労力や時間をとられてしまうかもしれません。
独立して事業を経営する立場になると、目先の生活だけではなく、将来のビジョンを持って経営戦略を立てる必要があります。目先の売上だけではなく、将来を見すえた事業計画を立てることが大事です。
独立に失敗しない成功に向かう3つの方法とは
独立に失敗しないためには、いままで紹介してきた要素と真逆の方向へ進むことが大切です。加えて、成功に向かう方法は、準備と経験値のたくわえ、さらに大きな力を活用することです。
最初は代替案を用意しておき安全圏を確保する
独立する際は、選んだ事業で考えられるリスクに対して代替案を用意しておきましょう。たとえば、以下のような代替案が考えられます。
資金にゆとりがなければ、最初から大きな事業投資をしないことが重要です。事業への資金投資も複数の可能性に分散すれば、ひとつが上手くいかなくても他で反響を得られる場合もあります。
最初は副業や兼業で経験と実績を積み上げる
前述しましたが、最初に副業や兼業で取り組むことは、検証としても有効です。独立して成功の保証がない事業を進めるにあたって、本業を退職し資金も全額投入してしまうと引き返すことができません。
引き返すことができない状態は、ある意味成功しなければ死活問題になるでしょう。ただし、ビジネスはそこまでやっても無情な結果となる場合があります。資金繰りができなくなった場合は、経営を続けられなくなります。前職との縁も途絶えていたら、最初から求職活動をするしかありません。
このようなリスクも考えられるため、最初から完全な独立をするのではなく、本業の合間を使った副業や兼業で経験と実績を積み上げてみるのも堅実ではないでしょうか。
代理店ビジネスでビジョンを持って本部企業を見つける
副業や兼業で独立に向けた経験を積み重ねる場合は、代理店ビジネスがおすすめです。代理店ビジネスは、本業を続けながら週末だけや夜の数時間だけでも始められます。初期費用が不要な案件もあるので、敷居を気にせずお試し感覚で取り組めるでしょう。
独立して将来の自分が進むべきビジョンを明確にするには、副業で実績を積み重ねたうえで判断するのもひとつの手です。代理店を募集する本部企業との関係構築から、新しい方向性が見えてくるかもしれません。
まとめ
今回は、独立に失敗しないための方法を3つ解説してきました。独立は、自由を手に入れる目的や周囲に流されて実行する取り組みではありません。失敗するリスクととなり合わせなため、着実な計画とリスク回避も考えておく必要があります。その点、副業で取り組む代理店制度を使った本部企業とのパートナー関係の構築ができれば、自分に合った事業を見つけてから本格始動も可能です。